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生活習慣病と骨粗鬆症

 骨粗鬆症は人類が最も罹りやすい病気の一つです。特に日本では、高齢化の加速に伴い患者は1300万人、予備軍を含めると、2000万人に達するかもと言われています。骨粗鬆症の予防は、若いころからの運動や食生活が大切なのですが、このたびは、生活習慣病関連の骨粗鬆症をとりあげてみます。

 糖尿病予備軍を含め、2050万人を超えるといわれるこの病気の人は「認知症」や「がん」にもかかりやすいと言われていますが、その上に骨密度はさほど低下していないにもかかわらず、太もものつけねの骨折のリスクが2倍もあるといわれています。高血糖状態が続くと、脆弱な悪玉骨コーラゲンとなり、骨質を劣化させることになるからです。

 慢性腎臓病(CKD)は、新たな国民病ともいわれ、患者数は1330万人(成人の8人に1人)いると考えられています。他の生活習慣病との関連も深いので、誰でもが、かかる可能性のある病気で、心筋梗塞や脳卒中などの重大な危険因子となります。腎臓には、血液中の水分とミネラルのバランスを調節して、骨の健康を保つのに必要なビタミンDを活性化させる働きがあるので、腎臓の機能低下があると、骨がもろくなります。

 高血圧、脂質異常症は、動脈の血管壁が硬くなり、血管が詰まりやすくなる状態となり、つまり動脈硬化で、骨粗鬆症と病状は共通しています。動脈硬化が進行すると、血管がつまりやすくなり、血中にあるホモシスティンという物質が上昇し、血管の脆弱化と同時に骨質低下をひきおこし、やはり骨が劣化していきます。

 このように、生活習慣病があると、同時に骨質低下をおこすので、骨、血管相関の概念のもとに、毎日の食習慣や運動不足にならないライフスタイルを考えることが大切です。次回は、そのライフスタイルを書きます。

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