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熊本地震 地震学 そして予防医学

 熊本地震は、今までの通常の概念を超えている事から始まりました。4月14日夜、M6.5(後、M7.3に訂正)が発生し、16日未明、M7.3という大きな地震が発生し、14日の地震が本震といわれていたのが「前震」、16日のが「本震」に変わりました。
同日午後、会見した気象庁の地震予知情報課長は、「前震」と「本震」とは、別の地震活動であり「今後、地震活動が、どのようになっていくかは分からない」と述べました。
本震、前震という通常の概念を定義として超えていて、地震学者でさえも今後のことを予測できない事態なのです。しかも、熊本地震を予測、警告を発した地震学者は、皆無……。政府の地震調査研究本部が公開した全国地震動予測地図(ハザード マップ)では、「30年以内にに震動6弱以上の揺れ」が起きる確率は、熊本8%、横浜市78%、千葉市73%、高知市70%と比べると、大はばに低いのです。
 ということは、地球を相手にする地震の予知は、不可能と考えた方がよいのではないでしょうか。それより、「地震大国」、日本に住んでいる以上は、いつでも、どこでも、いきなり、地震があると覚悟して防災知識を学び、その時に備えた準備を行政と共に行うしかないと考えています。
 一方、予防医学は、どうでしょうか?
日本人の2人に1人が「がん」にかかり、3人に1人が「がん」で死亡、しかも65歳以上の4人に1人が「認知症」という、「がん大国」、「認知症大国」なのです。しかしながら、地震とは違い、「がん」も「認知症」もなんと、予防ができるのです!そのことを知らない日本人がいかに多いことか、欧米の先進国にくらべて、日本は30年遅れています。
 例えば、アメリカでは、1980年から「ヘルシー ピープル プロジェクト」を打ち立て、将来起こり得るであろうという病気を若い世代から予防するために、「運動」や「食生活」での具体的な目標と対策のリストを作って、国家、国民がまさに一丸となって挑戦しました。その成果が着々と表れ、若い世代に健康意識を高めることで、有効な投資として評価されています。
 ところが、わが日本では、「がん」も「認知症」も予防できることさえ、知らない人々が多すぎます。日本政府は、高齢者に向けての介護予防を泥縄式にやっているのが現状です。
 今年の3月に私は、80歳になりました。これからは、「がん大国」「認知症大国」の汚名返上を目指して「予防」のための啓蒙活動、実習指導に明るく邁進いたします。

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